究極のラブストーリーであり、司法の盲点をも浮き彫りにするサスペンス。

中村恵、職業、地方公務員。家庭を持ちたいと親の勧めで見合いし、婚約した相手はエリート判事だった。年下だけど信頼できる人……だが生活はすれ違いを続け、生涯の愛を誓うパートナーとして不安を感じ始めていた。そんな恵の空虚と寂しさを埋めるように突如過去の恋人が現れ、運命を大きく変える事件が起きた……。

一般社会から隔離されるように生きる判事は、常時ひとりで300件もの訴訟を抱える激務に追われている。本作は、そんな判事を婚約者にもった一人の女性の心の揺れ、そして、裁判を通して二人が本当の自分を取り戻していく究極のラブストーリーである。人が人を愛すること、裁くことを描きながら、日本の司法の盲点をも浮き彫りにするサスペンスでもあり、ラスト1分では衝撃的な結末が待ち受ける。

本作オリジナル脚本も手掛けた高橋玄監督は2004年の『CHARON(カロン)』で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ファンタランド大賞受賞、2005年製作の『ポチの告白』は日本映画館大賞特別賞、日本映画シナリオ年鑑収蔵の他、ニューヨーク日本映画祭で観客投票2位、イギリスでDVDがソールドアウト。ベストセラー作家である乙一原作の『GOTH』も北米、英国、アジア各国などに配給されるなど国際的に高い評価を得ている。
出演は、映画『あつもの』(1999年)で毎日映画コンクール女優助演賞を受賞し、多数の映像作品や演劇でも国際的な評価を確立している小島聖が主演を務め、野村宏伸、川本淳市、出光元、風祭ゆき、宮本大誠ら実力派俳優が集結。

本作は21回目を迎えるイギリスを代表する国際映画祭・RAINDANCE FILM FESTIVAL(レインダンス映画祭)の正式招待作品としてワールド・プレミア上映された。